
「ブログを作って稼ぐ」には、一生懸命記事を更新することが最も重要であると考えるブロガーは多いと思います。
確かに、記事を更新させて読者に向けた情報を豊富にしていく事は重要です。
しかし、沢山の記事を更新しているにも拘らず、一向に読者の目に留まることなく収益化が進まないブログは、ネット上に星の数ほどあります。
その理由は明確です。
検索上位表示がされていないからです。
Googleが決定する検索順位の仕組み

世界中で利用される検索エンジンはGoogleが90%以上のシェア率を誇り、圧倒的な地位を確立していることが確認できます。
したがって、先ずは「検索順位を上げる=Googleに評価される」ことを念頭に置く必要があります。
では、Googleがどのようにして検索順位を決定しているかと言うと、共同創設者であり、CEOのラリー・ペイジは「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである」と言っています。
つまり、検索ユーザーに価値のあるコンテンツを上位表示させる事こそが、Googleの理念であり、この理念に沿って私達がキーワード検索した時の順位は決められているのです。
しかし、理念は示しているものの、明確な検索順位決定の基準は公表していないのが現状で、その為、WEB運営者はGoogleの検索品質ガイドラインを読み解きながら、検索上位表示に有効であろう取り組みを判断しているのが現状になります。
そして、どのようなサイトが高品質なのか、スパムなのか、低品質なサイトなのか、この事例を基にGoogleがユーザーからの検索クエリに対して、どんなコンテンツを検索結果に返そうとしているのかを予測して、その結果を引き出す取り組みをSEO(Search Engine Optimization)対策と呼んでいます。
検索品質評価ガイドラインには、200以上もの評価基準があると言われていますが、この項目に照らし合わせて、検索クエリに密接に関連していると判断されたページに順位付けして結果を表示しています。
因みに、検索エンジンがこれだけの材料を基に順位の判断をするまでには、キーワード検索してから0.5秒で作業が完了して検索結果が表示されるそうです。
例えば、「ブログ 作り方」で検索してみると、120,000,000件以上もの検索結果が約0.3秒で表示されます。
評価基準となる数百もの項目と検索キーワードの関連性を判断して、数十万件~数千万件にも及ぶWEBサイトを抽出し、更には順位を決めて一瞬にして表示しているわけですが、この検索システムの精度と性能は日増しに進化しています。
『圧倒的な力を持つGoogle(グーグル)の基本姿勢』
検索順位を決めるブログの要素とは

ブログの検索順位を決める要素は、大きく分類すると3つになります。
ブログが制作開始された古さ
私達人間には、歴史あるものほど信頼できると判断する傾向があります。
ブログを判断する上で、同様に検索エンジンも作られてからの年月が長く、歴史があるほどに評価が高くなる傾向があるのです。
古さの基準としては、ドメインの取得年月日などから判断されると言われています。
コンテンツの作り方
検索エンジンは、ブログのトップ画面や個別ページについて、主に以下のような項目を重要視すると言われています。
- 情報の専門性と量
- 記事内容のオリジナル性
- キーワードの適切な配置
ページタイトルや記事全体に対して、わかりやすく適切なキーワードを配置しながら、正確且つ専門性の高いオリジナル記事の更新を繰り返すことで、Googleからの評価が高くなる傾向にあります。
リンクの数
ブログ内の関連記事をリンクで繋いだり、他の良質なサイトをリンクで紹介したり、逆に他のサイトからリンクによる紹介を受けたりすることで、検索エンジンから認識されやすくなります。
特に、外部リンク(被リンク)となる他サイトからの紹介は、検索上位表示に繋がる評価の対象となります。
集中するべきは戦略的なコンテンツの構成

検索順位を決める3つの要素の中でブロガーが最も集中するべきは、戦略的にコンテンツを作ることです。
コンテンツを作り込む事で、ブログには自然と歴史が刻まれていきますし、良質なコンテンツに仕上げることができれば、他のブロガーからも評価されて被リンクを集めやすくなります。
ブログの古さは時間の経過を待たなくてはいけませんし、被リンクは他の評価を待たなくてはいけません。
つまり、ブロガー自身で出来ることは、コンテンツを作ることになるわけです。
但し、闇雲に記事を更新すれば良いわけではなく、5つの項目を意識しながら戦略的にコンテンツ作成に取り組むことが求められます。
明確なキーワード選定
記事を作成していく上で、対策キーワードを明確に決めることが極めて重要になります。
選定方法の基本は、1記事に対して1キーワードの選定に絞り込むことで、Googleに対しても読者に対しても明確に示すことが大切になります。
記事のテーマに沿って、検索ボリュームやライバルサイトの状況も考慮しながら、関連性の深いキーワードを選定します。
あくまでも、記事テーマに対する内容の充実を基本としながら、自然な文章構成になるようにキーワードを含ませるようにします。
検索意図の分析
選定した対策キーワードで表示される検索結果から、ライバルブログのコンテンツ内容(文言・文章量・画像・レイアウトなど)を確認して、ユーザーが求める情報がどのように発信されているのかを分析することは重要です。
分析結果を基に、ユーザーの検索意図を個別記事へしっかりと落とし込むことで、ライバルに負けないオリジナルコンテンツの作成が可能になります。
正確且つ専門性の高い情報提供
ブログは信頼を高めることでブランディングが進み、検索上位表示や他の読者からの拡散も期待できるようになります。
コンテンツの信頼を高めていく上で第一に求められることは、公開する情報の正確さと専門性です。
正確且つ専門性の高い情報に対して、ブロガー自身の経験や考えを盛り込みながらオリジナリティを出すことで、ブログのブランド化が徐々に進んでいきます。
読者のストレスと不安の解消
コンテンツの快適な環境整備もブロガーにとっては重要な取り組みになります。
ブログの読みやすさや使いやすさを考慮して、検索ユーザーの利便性を高めていくには、以下のような取り組みが効果的と言えます。
- 記事の読みやすさ
- ブログ表示の速度改善(画像圧縮やファイルサイズ圧縮など)
- ブログのスマホ対応
- ナビゲーションの強化(パンくずリストやグローバルメニューの設置など)
認識を加速させる最適化
ブログは検索エンジンに認識されやすい構造にすることで、各ページがインデックスされやすくなり、Googleの早い評価が期待できます。
以下のような取り組みを施すことで、クローラビリティの高いコンテンツの提供が可能になり、効果的なブログのSEO対策により検索上位の可能性が高まります。
- テキスト中心のコンテンツでブログを構成する
- サイトマップを設置する
- 内部リンクを最適化する
まとめ
IT業界は重鎮であるGoogleの独壇場と言っても過言ではありません。
この状態は、更に長らく続くことは間違いないでしょう。
したがって、Googleの検索システムの基本や評価されるWEB制作を学ぶことは、とても大切になります。
構造を理解した上での取り組みは効果を引き出しやすくなりますし、状況の変化にも柔軟に対応できるようになります。
今後のブログ運営とSEO対策に対して、大きな意味を持つことになります。
『Google(グーグル)と人間が判断する良質なコンテンツ』
以上、『ブログを作っても稼げないのは検索エンジンの仕組みを理解していないから』を紹介しました。
NEXT ▶ 『WEB制作・SEO対策のまとめ』
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